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- 2022.03.02
- 東洋医学について
新型コロナウイルスの後遺症 ~東洋医学で治したい~
当院のような小さなクリニックにも、コロナウイルスに関わる症状で様々な患者さんが来られます。
コロナウイルスの検査も治療も行っていないので、発熱の患者さんは基本的にお断りしております。
検査しないと分かりませんので。
では来られる患者さんはというと、やはり後遺症の方になります。
倦怠感と咳嗽が圧倒的に多いです。
味覚障害、胸痛や頭痛の方もおられますが比率はぐんと下がります。
倦怠感でお仕事を休職された方もおられました。
良くなってしまうとすぐに来られなくなる方が多いのですが、それでよいと思います。
治療継続されている患者さんは、重症の方達です。
鍼でも漢方薬でも何とかできないものかと奮闘中です。
この前テレビでコロナウイルスの後遺症外来をしているクリニックが出ていました。
なんと処方は漢方を出しているそうです。
嬉しかったです。
もうちょっと漢方薬を出していることをフォーカスしても良いのではと思ったくらいです。
西洋医学だけでは治せない症状がある事にほとんどの医師も気づいていると思いました。
対症療法の風邪薬と違い、漢方薬の大きな利点は元気を出す処方がある事、免疫を上げる処方がある事です。
症状に合わせて処方を組み合わせることで、咳にも、痛みにも対応できる処方が出来るのです。
時間が経って、疲れ切ってから来られる患者さんが多いので
治療には時間がかかっている方もおられますが
概ね手ごたえを感じています。
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