ブログBLOG
- 2021.01.25
- 東洋医学について
咳が止まらない ~東洋医学で治したい~
季節としても、コロナの事でも
咳をしているだけで周囲の人から見られる毎日が続きます。
気管支喘息などのアレルギーをお持ちの方は、辛い思いをされていることと思います。
東洋医学にも咳を取るための治療方法はいくつかあります。
大学を卒業して働き出した冬に、私自身も咳が止まらなくなることがありました。
確か麻酔科の研修中でしたが、風邪を引いて、熱などの症状は治まったのですが
咳だけが酷く残りました。
一日中病院で咳が止まらず気味悪がられました。
吸入をして、アレルギーの薬も内服して、病院で処方出来るありとあらゆる処方を試しましたが改善せず
夜も眠れない毎日が続きました。
そんな時に実家で漢方を処方してもらうと、1日でほとんど酷い発作が出なくなりました。
西洋薬で止まらない咳が漢方薬で止まることが当時は衝撃的でした。
調子に乗って寒いのに長時間外に出かけてまた悪化しましたが、生活習慣が大切であることを体で覚えるきっかけになりました。
漢方薬では
咳を止める中心になる薬剤を使うこと、肺を潤す薬剤を使うこと
この二つが治療の中心になります。
鍼灸治療では
副腎の機能を高めるツボがポイントになります。自分の中にあるステロイドホルモンを高めるイメージでしょうか。
即効性もあるので、奥の手として使うことがあります。
長い間咳に悩まされて、私と同じあらゆる吸入や内服を試して改善しなかった患者さんが良く来られますが
漢方の得意分野なのか、咳の症状はよくとれます。
咳で眠れない事は本当につらいです。
肺が乾燥するこの時期に、咳で長くお困りの方は一度試されることをお勧めします。
この記事を読んだ方は、他にこちらの記事も読んでいます。
同じカテゴリの記事はございません。