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- 2021.01.22
- 東洋医学について
手と指の関節が痛い ~東洋医学で治したい~
また気がつけば半年以上も経ち、年も明け、日々の診療と勉強に忙殺される毎日を過ごしていました。
発信する事で、少しでも東洋医学の素晴らしさを知っていただきたいと思います。
しっかり治さないと、自分のせいで東洋医学は効かないと思われることが一番怖いので
勉強も頑張っております。
昨年の夏ごろから女性の手と指の関節が痛い症状を診ることが増えました。
有名なへバーデン結節は女性に多く、家族性素因を持っていることが多いです。
症状は通常、中年、通常は閉経前後に始まり、1本または数本の指節間関節の痛み、圧痛、硬直が途切れ途切れに始まります。
手関節の痛みや、ばね指を併発していることも多く
リウマチとの鑑別に指の第一関節が腫れているかどうか見ることが多いですが
他の関節炎の可能性もあるので、炎症所見や皮疹の有無、腸炎の病歴などの問診・検査は必要になります。
西洋医学では、消炎鎮痛剤+湿布、アイシングの対症療法と
テーピングなどの固定
酷くなれば手術する事が基本的な流れのようです。
漢方薬では
病態から考えると関節の炎症と、炎症による浮腫なので
それに対応する生薬を用います。
正直なところかなり効果が高いです。特に、膨れていた指の関節が奇麗になっていった時には、私もその効果に驚きました。
それに気づいた漢方製薬会社が最近CMしているのを見つけて「気づいたか」と思いました。
但し、体質によって使い分けをしないと全く効かないことも分かっています。
手術までするなら一度試していただく価値は十分にあると思います。
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