特に宣伝しているわけではなかったのに

アトピー性皮膚炎をはじめ、ステロイドをやめたいと原因不明の皮膚疾患の患者さんたちが良く来院されます。

ステロイドをやめるというハードルの高さは、西洋医学の医者である私も痛いほど分かっているつもりです。

ブログを更新しなかったこの１年間

その治療が大きなテーマの一つでした。今日も問い合わせの電話があったので書こうと思い立ちました。

ようやく自分なりに、改善の程度に差はあるけども、着実によくなる方が増えて

「何とかなる」

そう思えるようになりました。

慢性炎症性疾患は、体力の低下をもたらすので

体力を補うことも大切である。

それが分かってからは治療は大きく変わりました。

もちろん同時に慢性炎症を治療することも大切です。

元々の体質としては冷えているのか、熱を持ちやすいのか

ストレスはどうなのか、悪化因子はないのか。判で押したような同じ治療にはなりません。

生活習慣を変えることが最も大切な事には違いないのですが

なかなか改めるというのは難しいと感じております。

そこも諦めずに指導はしますが

漢方薬の処方を現代の治療に追加するだけで、これほど変わるのかと驚かれる方が沢山おられます。

ステロイドの離脱、長期寛解、根治という目標に向けて今後も勉強を続けていきたいと思います。