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- 2019.09.13
- 東洋医学について
月経痛、月経前症候群(PMS) ~東洋医学で治したい~
開院以来、婦人科でお困りの方もたくさん来院されています。
なかでも月経関連のご相談は非常に多く、医療における大きな問題であると実感しております。
ホルモン療法の問い合わせまで頂きます(副作用や合併症のフォローが婦人科的に必要なのでお断りしております)
漢方でも鍼灸でも対応することが可能ですが
それぞれの役割としては
鍼で月経痛などの急性期の問題を取り
漢方薬で体質改善
お灸指導で自宅で改善した状態の維持メンテナンス
こういった流れで診療することが多いです。
最近はお灸の指導を行っており、多くの患者様にご好評を頂いております。
保険診療時間内で、漢方処方のみの方でも必要があれば、時間の許す限りお灸の指導を行っております。
実際にはお灸をするツボ(ツボは体質が変わると移動します)とお灸の方法を指導して、家で千年灸などをして頂きます。
日常の中で、クリニックに来院できる時間は限られていますが
家にいる時でも治療が継続できるなら
漢方薬の効果もさらに期待できるというものです。
治療の中心は生理と関係するだけあって、血の流れの問題になります。
「おけつ」という状態が体の中に作られていることが多いです。
古い血が体の中で滞っているイメージです。古い血が滞ることで痛みや精神的な問題が出てきます。
この状態を鍼灸と漢方薬で改善していきます。
特に月経前症候群の場合、漢方薬では「おけつ」を改善する処方とあわせて、気持ちを落ち着かせる処方をお出しすることが多いです。
このブログに載せるくらいなので、かなり治療効果は高いと実感しております。
もし身近にお困りの方がおられれば、当院でなくても是非、東洋医学による治療をすすめてあげてください。
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