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- 2018.12.28
- 東洋医学について
子供の不眠症 ~子供から青年期に起こりやすい疾患~
朝の冷え込みがきつくなって
今日は雪が降っています。
北海道に住んでいた時には、夜中に窓の外の一面の雪を見ると心が和みました。
雪を見るだけで、仕事でのぼせた頭を冷やす効果があったのかもしれません。
雪を見た後、鍼をして布団に潜り込むとよく眠れました。
今日は眠りの話をしたいと思います。
のぼせた頭では眠りはやってきません。
頭の血が下に降りて初めて正常な眠りがやってきます。
頭が冷めて、足が温かくなると眠れるのです。
子供は元気の塊です。
親からもらったエネルギーを、全身に充満させて生まれてきます。
そのエネルギーはどこに行くのか。
東洋医学には「人間は木と同じ」という考え方があります。
木は上に上に伸びていく性質があります。
若い木と同じで、子供のエネルギーも上に上に登っていきます。
ほとんどの子供は、日中に十分体を動かすことで
エネルギーを全身に循環させて、夜もぐっすりです。
でも、循環させることが苦手な子供もいます。
当院にも苦手な子供さんがなかなか寝ない、睡眠時間が短いと相談に来られます。
そんな時はエネルギーの循環を助ける漢方薬や小児針、自宅でできるお灸の指導をすると
よく眠れるようになったと仰っていただけます。
薬が苦手でも、自分に合う薬は平気な子供が多いので
子供の感性というのは正直だなあといつも感心します。
もうすぐお正月。
開業初年の今年も何とか暮れていきます。皆様に感謝申し上げます。
大晦日ぐらいは夜更かしして、正月は冬眠の態勢に入りたいと思います。
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