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東洋医学について

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そろそろインフルエンザの発症の噂を聞くようになりました。

インフルエンザに関しては東洋医学はどう対応できるのでしょうか?

 

エフェドリンの効果を持つ麻黄を内服することで、迅速に症状が改善する事が知られるようになりました。

自分なら麻黄湯を内服するでしょう。

しかし普通なら抗ウイルス薬を服用すると答える方が大多数だと思います。

 

何かよくわからないけど、漢方薬には体に良いものが入っていてゆっくりと病気を治してくれる。

そのようなイメージではないでしょうか?

私が漢方薬を選択するのにはやはり背景があります。

 

父は漢方薬局と鍼灸院を営んでいました。

(現在も営んでいます。念のため)

子供の頃から何かあると漢方薬の服用で、時に鍼灸のお世話になってきました。

高校生の時の初デートで、緊張のあまり寝違えた私を助けてくれたのも父でした。

デートの結果は散々でしたが。。

 

よくわからないけど自分を治してくれた東洋医学。

そのような背景があって

大学受験の面接の時に

「西洋医学と東洋医学の両方を使える医者になります」などという言葉が口から出ました。

自分でもよく言えたなコイツと思います。

 

思わず出た言葉でしたが

いつからか本当にそんな医者になりたいと思うようになりました。

西洋医学の勉強が一段落したと同時に鍼灸の勉強を始めました。

勉強を始めるにもまずどうしたら良いのか全く分からないので

年2回勉強会の開催でアメリカから来られる鍼灸師の先生にまず会いに行きました。

日本で勉強するにはどの先生に教えてもらうのが良いのか

ストレートな質問でしたがお答えいただき

同じ流れを汲む先生を紹介していただきました。

 

いきなりですが、北海道に渡ることになり3年間内科医として働きながら

病院で鍼灸外来をする日々が始まります。

二週間に一度電車で2時間揺られながら、鍼灸の先生のところに通い

学んだ事を外来で実践する。さらに月に一度は全国の勉強会に違う治療法を求めてさまよいました。

勉強会代・交通費・宿泊費で出費がかさみ、みるみる貯金がなくなりATMの一桁の残高を見て

笑ってしまったのもこの時でした。

 

鍼灸少し何とかなるかもしれないと思えるようになったころ、大分におられる鍼灸の先生にお願いして

同じように引っ越し、病院で働きながら鍼灸外来、先生のところへ定期的に勉強に行くを1年と少し続けました。

僕の知る限りでは最高の勉強をさせて頂いたと思っています。

 

漢方の勉強についてはまた今度述べさせて頂こうかと思います。

勉強は永遠に終わりませんが

これからは外来に来ていただける患者さんと共に、自分の治療をさらに磨いていきたいと考えております。

 

 

 

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